ファイナンシャル・アドバイザー(近代セールス社編) で「ちぇるちゃん
とバーム君
の資産運用塾~かしこいお金の育て方を考えよう!!」という連載が開始されます。
ほほえみ銀行希望ヶ丘支店で営業担当者として働くちぇるちゃん。
取り扱うのは、投信、保険、外貨預金、個人向け国債…。最近は、医療保険やガン保険の取扱いも始めています。窓口に訪れるお客さまのニーズをつかみながら、どのように提案していけばよいかについて、毎回、ファイナンシャル・プランナーのバーム君に教えてもらったり、はげましてもらったりしながら、学んでいきます。
というストーリーです。ついに、ちぇるちゃん
とバーム君
のキャラが自著以外でも採用されることになりました。ちなみに、イラストはもっときれいなものに変わるかもしれません。
2011年4月号(3月下旬に発売)から連載されます。
第1回目は学資保険のポイントをまとめてあります。返戻率以外に、たくさんある学資保険説明のポイントについて、ちぇるちゃん
とバーム君
が対話形式で解説しています。
第2回目は、リート(REIT)についてです。なぜ分配金利回りが高くなるのか等など、ちぇるちゃん
の疑問にバーム君
が回答します。
1月に行われた ファイナンシャル・プランナー(FP)3級の試験結果が、本日公表されました。今回の試験から、FP3級の試験も、FP1級や2級の試験と同じように、金融財政事業研究会(きんざい)と日本FP協会の2つの団体が試験を実施するようになりました。
学科試験はきんざい、日本FP協会とも共通の問題です。
実技試験はコースによって実施する団体が異なります。
- 個人資産相談業務(きんざい)
- 保険顧客資産相談業務(きんざい)
- 資産設計提案業務(日本FP協会)
となっています。
さて、合格率がとても違っていました
学科試験(合格率)
- きんざい(71.68%)
- 日本FP協会(84.45%)
実技試験(合格率)
きんざい
- 個人資産相談業務(35.42%)
- 保険顧客資産相談業務(48.21%)
日本FP協会
- 資産設計提案業務(98.42%)
どうして、これほどまでに差がついたのでしょう?わたしは、実技試験も学科試験もすべて解いてみましたが、実技試験についてはきんざいの問題よりも難しいと感じました。
学科試験は同じものですから、学科試験から推定すると、日本FP協会の受験者は、きんざいの受験者より相当賢かったということになります。そうだとするとどうしてでしょう?FP協会はかしこい受験者を集めることができて、きんざいはおバカな受験者しか集められなかったということでしょうか??
私は、専門学校でFP講座を担当していますし、4月からは大学でFP講座も担当します。学生には、FP協会の試験(AFP)は受験するときに多額のお金が必要になるので、金融機関に勤務するのでなければ、手軽に受験できるきんざいの試験を勧めています。
きんざいの2級に合格してから、希望する人だけが国際ライセンスのCFP受験の準備のためにFP協会の試験を受験する(多額のお金を支払う)ようにすればよいと思っています。きんざいの試験は受験料を払えば受験することができます。
しかし、それもこれも、2つの団体が行う試験が同じようなレベルの問題で、同じ条件で受験できるという前提があって成り立つ話です。
何か特殊な要因があって合格率が予想していたよりも高かったのであれば、日本FP協会にはぜひその情報を開示してもらいたいと思います。そうでなければ、合格率が独り歩きします。次回以降、日本FP協会のほうが簡単に合格できそうという誤ったメッセージを送ってしまいます。繰り返しますが、実際の問題を比較すると日本FP協会の問題のほうが難しいくらいなのです。
もちろん、きんざいにも日本FP協会にも、合格率を引き上げるために問題の易しさを競い合ってほしくはありません。
きんざいにも日本FP協会、どちらの試験を受けても一方だけが合格しやすいという不公平感がなく、一定のレベルに達した人だけをFP3級として認定していただく試験にしてほしいと思います。
2010年、日本FP協会神奈川支部では青山学院大学とFPフォーラムを共催することができた。3組設定したセミナー(1つは青山学院大学側のセミナー)は、すべて80名前後の聴講者を集めることができ、15組設定した相談会は予約の段階で満員御礼とフォーラムとしては成功であった。私は、このフォーラムの企画から実施までにかかわらせてもらったが、今回のフォーラムを通じて感じたことを全国のFPのみなさまに伝えておきたい。
FPフォーラムの目指すもの
FPフォーラムの目的は、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを、そして、この仕事が社会の役に立つことを広く知ってもらうことにある。参加するFPにとっては、フォーラムに参加することを通じて、FP同士の連携を深めることができ、その結果、地域のFPの連帯感が醸成できる。もちろん、セミナーや相談会に参加してもらった人から感謝されると、主催者として参加したFPに大きな満足感が生まれることはいうまでもない。総論でいえば、FPフォーラムは、FPと社会を結びつける重要な役割を果たしている。
支部を構成する人たちとフォーラムのつながり
ところで、FPフォーラムと個々のFPのつながりを考えると、FPフォーラムはさまざまな側面を持っていることに気づかされる。
在職中にFPの資格をとって企業をリタイアした人を考えてみよう。簡単に表現するために、以下「セカンドライフFP」ということにする。セカンドライフFPの特徴は、豊富な知識と経験を有していることである。この知識と経験を社会に還元したいと考えている人たちがたくさんいる。このような人たちにとって、FPフォーラムは、社会に役立つための知識と経験の披露の場だろう。セカンドライフFPにとって相談会やセミナーは、有料でも無料でも構わない。機会が多ければ多いほど歓迎されることになる。
現在、金融機関以外の企業に勤めているFPを考えてみよう。こちらも簡単な表現のために、以下「兼業FP」ということにする。兼業FPにとってFPフォーラムは経験を積み重ねる機会である。日ごろFPとして活動できない兼業FPにとって、FPフォーラムは貴重な実践の場である。また、彼(女)らにとっては、FPフォーラムは(兼業との疑いをかけられないように)無料であるほうが望ましいであろう。
金融機関に勤めているFPを考えてみよう。神奈川支部の場合、金融機関をリタイアしたFPは多いが、金融機関に現在勤務している現役のFPは少ない。FPフォーラムの存在を知らないかもしれないし、あるいは、知っていても休日にはリラックスしたいと感じているのかもしれない。
最後は、FPとして独立している人たちである。以下、「独立系FP」ということにしよう。独立系FPはFPフォーラムに対して2つの矛盾する思いを抱いている。一つは、「FPのことをもっと知ってほしい。そして、FPの仕事がもっと増えて欲しい」という思いである。そして、もう一つは、「無料でFPフォーラムをたくさん開催されることは、競合する自分たちの仕事を奪っていく」という思いである。
総論で捉えれば、誰も反対することのないFPフォーラムであるが、各論で考えれば、案外、調整すべき利害関係があるのかもしれないというのがFPフォーラムの姿である。

FPフォーラムで輝く人
次に、FPフォーラムで輝く人を考えてみたい。「FPフォーラムに参加して得がたい経験をさせてもらった」という感想を聞くことがある。しかし、参加したFP全員が、このような満足感を持つことができるとは限らない。
FPフォーラムに参加して満足感を得られる人は、
- 自分の知識やノウハウを他人に提供できる人
- 他人の意見やアドバイスに耳を傾けることができる人
- フォーラム運営の作業のすべてを協同して実行することができる人
という3つの要件を満たす人ではないだろうか。
自分の知識やノウハウを他人に提供できるとは、さらに(1)相当水準の知識やノウハウを持っていること、(2)その知識やノウハウを開示できることの2つの要件に細分できる。FPフォーラムは、学習の場ではなく、成果の披露の場である。相当水準の知識やノウハウを身につけてからFPフォーラムに参加して欲しい。そして、その成果を他のFPと共有して欲しい。
他人の意見やアドバイスに耳を傾けることができるということは大切なことである。FPフォーラムの相談会では正副2名のFPがコンビを組んで相談に当たるが、このとき、二人のFPがお互いに補うように機能することが望ましい。そのためには、コンビを組むFPの話をよく聞ける人でないといけない。また、顧客の話をよく聞くというのも同じである。
加えて、フォーラム運営は、セミナー講師と相談員だけで実施されるわけではない。受付や器資材の運搬、あるいは、会場の設営・撤収など、いわゆる裏方といわれる作業も多い。フォーラムを企画する側は、こういった裏方作業も厭わず手伝ってくれる人に参加してほしいと考えている。
FPフォーラムの成果の秘訣と次へのステップ
FPフォーラムを成功に導くための秘訣は、次の4点に集約されるだろう。
- 地域の特性を活かした、魅力的な仕掛り(テーマなど)を企画に盛り込むこと
- ある程度のレベル(質)の相談員や講師(FPフォーラムで輝く人)を準備できる手段を確保しておくこと
- FPフォーラムの実施部隊を支部が全面的に支援すること
- FPフォーラムの成果をすべてのFPに還元すること
魅力的な仕掛りは非常に大切である。神奈川支部では、2009年は6か所に分散して全県を網羅するフォーラムを開催した。2010年は開催場所を2か所に絞り込んだものの、それぞれ特徴のある企画を準備した。FPフォーラムは毎回違ったものであり、その都度、フォーラムを特徴づけるポイントを準備することが企画段階で必要である。
また、会社組織でないFP協会の各支部がフォーラムの開催のための相談員や講師を準備することは大変である。そこで、神奈川支部では相談員や講師の水準を維持・向上させるためにスタディ・グループ(SG)を活用している。そのため、フォーラムの開催はSG単位となることが少なくないが、相談員や講師の質を保証するためには有効である。
最後に、支部の支援であるが、これは支部幹事が首を並べてフォーラムに参加することを意味しているわけではない。むしろ、その逆で、前述のSGや会計、広報などを担当する支部幹事・運営委員が、FPフォーラムの実行組織を下支えする仕組みが必要であろうと考える。
そして、支部は最後にFPフォーラムの成果を、各FPに還元する義務を負っている。
特段の思慮がなければ、組織は以前やったことを繰り返す。「今年もFPフォーラムは去年と同じようにしよう」と考えだしたら少し考え直したほうがよい。去年、すでにできたことは、今年はそれぞれのFPが仕事として取り組めばよいのである。これを無視すると、支部は去年成功したことを繰り返し、今年新たにやろうとすることを付け加える。支部の拡大を自己目的とする組織にしてはならない。FP協会の名のもとに達成した成果を、FP協会に参加するすべてのFPに還元する仕組みを追及することが、FPフォーラムに課せられた使命であると思料する。

株価もそれに比例して順調に回復しているというところがわかります。







by 杉山 明
保険の見直しは事業仕分けにそ…